

気管支拡張症の治療は?
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気管支拡張症に対する根本的な治療法は確立されていないため、増悪の予防、症状の軽減、肺機能低下の予防、QOLの改善などを目的とした集学的アプローチにより、疾患進行を阻止し、長期に病状を安定させることが重要です1,2)。
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気管支拡張症では、気道炎症、気道感染症、粘液線毛クリアランスの異常、肺の破壊が相互に関連し病態を形成するため、これら4つの要因を標的とする治療が求められます3,4)。
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気管支拡張症の治療では、呼吸リハビリテーションや気道クリアランス療法を行い、増悪を繰り返す場合には抗菌薬による治療なども実施します5)。
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増悪の頻度や重症度、肺機能を定期的に評価し、必要に応じて治療法を見直します5,6)。
治療
Treatment
治療目標
増悪の予防、症状の軽減、QOLの改善、
疾患進行の阻止を目指します
気管支拡張症の治療目標
気管支拡張症の治療目標は、増悪の予防、症状の軽減、QOLの改善、疾患進行の阻止を目指すことです(図1)1,2)。
気管支拡張症は不可逆的な気管支の拡張を呈し、根治が難しい疾患であるため、長期にわたり安定した状態を維持することが重要です。
図1:気管支拡張症の治療目標


Polverino E, et al. Eur Respir J. 2017; 50(3): 1700629.
REFERENCES
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Boaventura R, et al. Eur Respir J. 2018; 52(3): 1801269.
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Polverino E, et al. Eur Respir J. 2017; 50(3): 1700629.
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Flume PA, et al. Lancet. 2018; 392(10150): 880-890. 【利益相反】著者にインスメッドから研究助成金等を受領した者が含まれる。
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Keir HR, et al. Semin Respir Crit Care Med. 2021; 42(4): 499-512.
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Hill AT, et al. Thorax. 2019; 74(Suppl 1): 1-69.
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森本耕三ほか. 呼吸器ジャーナル. 2024; 72(2): 174-182.