気管支拡張症の診断の進め方は?

  • 気管支拡張症の主な症状は咳嗽と喀痰ですが、多様な症状を呈します1)。疾患が進行すると呼吸困難、喀血、体重減少、疲労や倦怠感などが発現することがあります2)

  • 気管支拡張症の診断は、主に胸部CT所見と臨床症状に基づいて行います1,3)

  • 典型的な胸部CT画像では、気管支動脈径比の増加、気管支のtaperingの消失、末梢気管支の視認化などがみられます3-5)

  • 気管支拡張症は診断の遅れが課題となっており、治療介入が遅れると肺機能が低下する可能性があります7,8)。疾患の進行を抑え、QOLと転帰を改善するには早期診断が重要です9,10)

診断

Diagnosis

症状

気管支拡張症では、
主に咳嗽、喀痰といった呼吸器症状がみられます

気管支拡張症の主な症状

気管支拡張症では主に慢性的な咳嗽、喀痰がみられ、気管支拡張症の増悪を経験します。

症状はこの他に、胸部聴診異常、慢性副鼻腔炎、呼吸器感染症、ばち状指、呼吸パターン異常、胸痛など多岐にわたります(図1)1)

疾患が進行すると呼吸困難、喀血、体重減少、疲労や倦怠感などが発現することがあります2)

無症状である場合もあり、胸部CT画像により気管支拡張の所見が認められることもあります1)

図1:気管支拡張症の症状

Aliberti S, et al. Lancet Respir Med. 2022; 10(3): 298-306.より作成
Chalmers JD, et al. Nat Rev Dis Primers. 2018; 4(1): 45.より作成

REFERENCES

  • Aliberti S, et al. Lancet Respir Med. 2022; 10(3): 298-306. 【利益相反】著者にインスメッドから謝礼金等を受領した者が含まれる。

  • Chalmers JD, et al. Nat Rev Dis Primers. 2018; 4(1): 45. 【利益相反】著者にインスメッドの諮問委員を務めた者が含まれる。

  • Hill AT, et al. Thorax. 2019; 74(Suppl 1): 1-69.

  • Tokuda H. Jpn Open J Respir Med. 2017; 1(3): e00027.

  • Contarini M, et al. Eur Respir Rev. 2018; 27(149): 180016.

  • Solomon GM, Chan ED. Murray & Nadel’s Textbook of Respiratory Medicine. 7th ed. Elsevier; 2021: Chapter 69.

  • Girón RM, et al. Chron Respir Dis. 2017; 14(4): 360-369.

  • King PT, et al. COPD. 2009; 6(2): 130-136.

  • Maselli DJ, et al. Int J Clin Pract. 2017; 71(2): e12924.

  • Pasteur MC, et al. Thorax. 2010; 65(Suppl 1): i1-58.