

診断
Diagnosis
画像所見
気管支拡張症の胸部CT画像では、
気管支の持続的な拡張などがみられます
気管支拡張症の胸部CT所見
気管支拡張症の典型的な胸部CT画像では、気管支動脈径比の増加、気管支のtaperingの消失、末梢気管支の視認化などがみられます(図1)1-3)。
通常の気管支動脈径比は0.7前後とされており、1を超える場合は気管支拡張症が疑われます2)。
気管支は末梢にいくほど細くなりますが(tapering)、気管支拡張症ではこの細まりが分岐後2cm以上にわたって欠如する所見がみられます2)。
通常、HRCTでも胸膜から2cm以内で気管支が描出されることはないため、胸膜直下の末梢気管支の視認化は気管支拡張症の重要な所見の1つです2)。
気管支拡張の形態は円柱状、静脈瘤状、嚢胞状の3つに分類され、重症度は円柱状、静脈瘤状、嚢胞状の順に高くなります(図2)4,5)。
図1:胸部CT画像でみられる気管支の持続的な拡張


Reproduced with permission of the © ERS 2024. European Respiratory Review 27(149): 180016; DOI: 10.1183/16000617.0016-2018 Published 11 July 2018.
Contarini M, et al. Eur Respir Rev. 2018; 27(149): 180016.より改変
図2:気管支拡張の形態


Reprinted from Murray & Nadel’s Textbook of Respiratory Medicine, 1/7 ed., Solomon GM, Chan ED, Bronchiectasis, 941-960, Copyright (2022), with permission from Elsevier.
Solomon GM, Chan ED. Bronchiectasis. Murray & Nadel’s Textbook of Respiratory Medicine. Chapter 69. 941-960.より改変
REFERENCES
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Hill AT, et al. Thorax. 2019; 74(Suppl 1): 1-69.
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Tokuda H. Jpn Open J Respir Med. 2017; 1(3): e00027.
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Contarini M, et al. Eur Respir Rev. 2018; 27(149): 180016.
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Chalmers JD, et al. Nat Rev Dis Primers. 2018; 4(1): 45. 【利益相反】著者にインスメッドの諮問委員を務めた者が含まれる。
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Solomon GM, Chan ED. Murray & Nadel’s Textbook of Respiratory Medicine. 7th ed. Elsevier; 2021: Chapter 69.