気管支拡張症とは?

  • 気管支拡張症は持続的な気管支拡張、咳嗽、喀痰などを特徴とする慢性の炎症性肺疾患です1)。拡張した気管支では粘液の増加や線毛の喪失、気道壁の損傷などが起こります。気道損傷が進行すると肺機能障害、症状の悪化を招き、呼吸不全や死亡に至る可能性があります1-3)

  • 気管支拡張症の患者数は世界的に増加傾向にあり、特に高齢、女性の患者が多いといわれています4-6)

  • 気管支拡張症患者は、増悪の経験やQOL低下といった疾病負荷を抱えています7,8)

  • 気管支拡張症の増悪は肺機能低下や生存期間といった予後に関わることが示唆されています9,10)

疾患概要

Disease overview

気管支拡張症とは

気管支拡張症は咳や痰を伴う
慢性の炎症性肺疾患です

気管支拡張症の概要と特徴

気管支拡張症は慢性かつ進行性の炎症性肺疾患であり、その特徴として持続的な気管支拡張、咳嗽、喀痰、気管支拡張症の増悪、繰り返す呼吸器感染症などが挙げられます1)

拡張した気管支では粘液の増加、線毛の喪失、気道壁の損傷などが起こります(図1)3)
気道の粘液線毛クリアランスの低下が、感染症や炎症、気道損傷につながり、気道損傷が進行すると肺機能障害、症状の悪化を招き、呼吸不全や死亡に至る可能性があります1,2)

気管支拡張症は、嚢胞性線維症(cystic fibrosis:CF)に関連した気管支拡張症と嚢胞性線維症に関連しない(non-CF)気管支拡張症の2つに分けられます。日本において欧米と比べてCFの発生頻度は低いといわれています1,11)

図1:気管支拡張症の模式図

National Health Service University Hospitals Sussex. Bronchiectasis.
https://www.uhsussex.nhs.uk/resources/bronchiectasis/より改変(2024年11月15日閲覧)

REFERENCES

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  • National Health Service University Hospitals Sussex. Bronchiectasis. https://www.uhsussex.nhs.uk/resources/bronchiectasis/(2024年11月15日閲覧)

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  • Flume PA, et al. ERJ Open Res. 2023; 9(4): 00021-2023.【利益相反】本研究はインスメッドから資金提供を受けて実施された。著者にインスメッドから研究助成金等を受領した者が含まれる。

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  • Martinez-Garcia MA, et al. Clin Microbiol Infect. 2021; 27(3): 428-434.

  • Feliciano J, et al. Pulm Ther. 2024; 10(4): 439-450.【利益相反】本研究はインスメッドから資金提供を受けて実施された。著者に同社の社員が含まれる。

  • 吉村邦彦. 呼吸器ジャーナル. 2024; 72(2): 302-309.

疾患概要